銀行員の用語集

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パリパス条項(Pari Passu)とは

ローン契約において、返済順位において優先劣後のない同順位である旨を定めた条項。Pari Passuはラテン語であり、Pariは「同等の、等しく」、Passuは「歩調」から、「足並みを揃えて」の意。

(出典 日本政策投資銀行ホームページ)

 

債権者平等条項。
ローン契約などで債権者が将来の債権者を含むほかの債権者と返済順位において平等に扱われることを約する条項であり、この条項に違反して債務者がほかの債権者との間で担保権などを設定した場合に、債権者は直ちに債務者に対し期限の利益を喪失させ、返済を求めることができる。ほかの債権者が悪意で担保権などを設定した場合、これを排除することもできるとされているが、微妙な問題もある。同様な機能を持つ取決めにネガティブ・プレッジ条項がある。

(出典 石油天然ガス・金属鉱物資源機構ホームページ)

 

ローン契約の際に、債権者が他の債権者に対する返済順位と同等の順位であり、平等であることを約束した条項のこと。この条項を破った場合は、期限の利益喪失の申し立てを行い、一括返還請求ができる。

(出典 全住協NETホームページ)

 

ある債権者を将来の債権者を含む他の債権者と返済順位等に関して平等に扱うことを債務者に義務付ける契約条項

(出典 大和総研2016 年2 月4 日レポート「秩序ある国家債務再編は可能か」)

 

第21条(借入人の確約)

第4項第3号 法令等による場合を除き、本契約に基づく一切の債務の支払について他の無担保債務(担保付貸付のうち、担保の換価処分後も回収不足となる債務を含む。)の支払に劣後させることなく、少なくとも同順位に取り扱うこと。

(※筆者註:上記が日本におけるシンジケートローンの一般的なパリパス条項)

解説:第3号においては、いわゆるパリパス条項について定めます。現行の日本法上は、貸付人の同意を得ることなく、本契約に基づく債務の支払を他の債務の支払に劣後させることはできませんので、本号の意義は、その限度で限定されます。しかし、借入人が外国法人である場合、または日本法人である借入人について海外で外国法に準拠する倒産手続が開始した場合等も考えられ、本号には一定の意義があるものと思われます。本号における「法令等による場合を除き、」とは、倒産手続において、一定の債権(共益債権や従業員の有する債権等)につき、優先的な取扱いが法定されていることを考慮したものです。

(出典 リボルビング・クレジット・ファシリティ契約書(JSLA平成13年度版)の解説)