銀行員の用語集

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オフバランス(Off Balance)とは

オフバランスとは、資産を親会社のバランスシートから外し、自己資本比率の向上や資金調達総額の圧縮を図ることである。金融情勢の変化等を背景に、事業費が巨額で投資回収にも長期を要するものは、事業主体となる企業が自ら資金調達を行い、事業リスクを全面的にとることが難しくなってきているが、リスクを親会社から切り離し、関係当事者間で分散させることもオフバランス化の意義である。

(出典 日本政策投資銀行ホームページ)

 

貸借対照表(バランスシート)から、計上されている資産(負債)を取り除くこと。一般的に、オフバランスを通じて、自己資本比率の向上や資金調達総額の圧縮ができる。金融情勢の変化等を背景に、巨額な長期投資事業費を企業のバランスシートから切り離し、関係当事者間でリスク分散させる意義もある。

(出典 日本プロパティ・ソリューションズホームページ)

 

会社の資産・負債であっても、バランスシート(=貸借対照表)に計上されないこと。たとえば、先物取引やオプション取引などの取引は、元本を想定して取引をおこなう。しかし実際に想定元本を払い込んだり、受取ったりするわけではないので、貸借対照表に計上されない。オフバランスシート取引、または簿外取引ともいわれている。

また工場などの資産を得るために、借入金を用いて取得した場合に、借入金に対しての利子を支払わなくてはならない。会社が利益を上げたとしても、利益の中から、利子を支払っていくので、総資産利益率の値が低くなってしまう。低くなるということは、会社の評価が低くなってしまうので、あらたに借入をする場合には、借入コストが上昇してしまう。これを解決する方法として、資産を証券化して売却する方法がある(例:資産担保証券)。すると支払わなければならない利子が減少し、総資産利益率が向上するので、借入コストが減少することにつながる。

このように総資産利益率や自己資本利益率等を高めるために、オフバランス化させることは有効な手段であるとされている。

(出典 野村證券ホームページ)

 

オフバランス(Off Balance)化の「バランス」とは、賃借対照表(バランスシート:Balance Sheet)のことで、「オフバランス」とは、企業不動産などの資産を会計からオフする、つまり外すことを意味します。オフバランスは「簿外取引」とも言います。

(出典 日本商業開発ホームページ)

 

オフバランスとは、賃借対照表(バランスシート・BS)に記載されない取引の資産・負債のこと。「簿外取引」ともいいます。そのまま計上すると何らかのリスクのある取引の資産や負債を、バランスシートからオフ(消す)することで、企業価値を高めるという目的があります。

もう少し細かく説明すると、オフバランスにすることで賃借対照表の資産と負債をすっきりさせることができて外部評価が高まり、借入や金利の負担を減らし、資産利益率を高めることができるんです。つまり、余計なものを省くことで企業会計が健全なように見せることができるんです。

代表的なオフバランス化の方法は、まず資産の売却。保有している資産を売ってしまえば、その分バランスシートはすっきりします。そしてリース取引。以前はリース契約で使っている自動車やOA機器や機具類は、資産としては計上されず、使用料である「リース料」が損益計算書の費用として計上することができていました。しかし平成20年からは、国際会計基準にあわせてリース契約の資産も資産計上されるようになってきています。

オフバランスは、以前は積極的に活用されてきた手法でした。ですが賃借対照表に記載されないということは、見えない資産や負債があるということ。企業の取引実態がつかみにくくなり、決算書の「情報の公開」に反してしまうため、最近ではオフバランス化を見直す企業も増えています。

ただ、それでもバランスシートのスリム化で財務指標の改善ができるというメリットは大きいもの。これを筆頭に、経費処理など業務の手間を省けることなどの間接的なメリットもあるので、健全なオフバランス化は今も行われています。

(出典 パソナホームページ)