銀行員の用語集

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ノンリコース(Non- Recourse)とは

リコースとは遡求を意味する。融資対象プロジェクトにつき、その返済を親会社の保証に依存(=遡求)することなく、子会社であるSPCが当該事業から生み出す収益及びプロジェクト資産のみに依存することをいう。リミテッドリコースもほぼ同義である。プロジェクトファイナンスでは、ステップインライト(介入権)を 金融団が行使できるよう、事業会社が有する債権、契約上の地位、株式等はすべて金融団が担保として取得する。

(出典 日本政策投資銀行ホームページ)

 

ノンリコースとは英語で書くとnon-recourse、遡らないという意味になります。不動産取引でこのノンリコースを耳にする場合、これに「ローン」が加わったノンリコースローン、つまり「非遡及型融資」を指すのです。このローンは返済において、借り手の責任範囲を限定する融資の意味になります。責任範囲の限定とは、返済が滞った場合、資産のどこまでを返済に充てるかを決めておくということです。多くの場合、その範囲は担保として差し入れた物件になります。通常のローンとの差があらわれるのは、何らかの事情で返済不能に陥った場合の処理方法です。

返済の猶予期限が過ぎた場合、金融機関は担保物件を売却して返済に充てます。この時、通常のローン契約では売却額が融資額に対して不足した場合、借り手はその不足分を他の資産や収益から支払わなくてはなりません。しかし契約内容がノンリコースローンで、責任範囲が担保物件のみと定められていたとします。この場合、担保物件の売却で返済は完了し、それ以上の責任を求められることはありません。

 (出典 幻冬舎ゴールドオンライン)