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RTGS(Real Time Gross Settlement)とは

RTGSとはReal Time Gross Settlementの略称であり、即時グロス決済と言われており、時点ネット決済と並ぶ中央銀行における金融機関間の口座振替の方法のひとつです。RTGSでは、振替の指図が中央銀行に持ち込まれ次第すぐにひとつずつ実行されるという特徴があります。1980年代以降、RTGSに対するニーズはかなり高まっていて、事実上の国際標準となっています。やはりその背景としては、金融の取引が増えていることが挙げられます。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

RTGSとは、Real-Time Gross Settlement——日本語に訳せば「即時グロス決済」——の略で、時点ネット決済と並ぶ中央銀行における金融機関間の口座振替の手法の一つです。時点ネット決済では、金融機関が中央銀行に持ち込んだ振替指図が一定時点まで蓄えられ、その時点で各金融機関の受払差額が決済される一方、RTGSでは、振替の指図が中央銀行に持ち込まれ次第、一つ一つ直ちに実行されます。

RTGSのもとでは、時点ネット決済とは異なり、ある金融機関の不払いがどの金融機関への支払いの失敗であるかが必ず特定され、その他の金融機関の決済を直ちに停止させることがありません。このように、時点ネット決済と比較すると、システミック・リスクの大幅な削減が可能である点で、RTGSは優れた仕組みであると言えます。

1980年代以降、各国の中央銀行において、決済システムのRTGS化を進める動きがみられており、RTGSはいわば「国際標準」となっています。この背景には、金融取引の増大に伴い、決済のボリュームおよび決済にかかるリスクが増加しているほか、国際的な決済の増大に伴い、システミック・リスクが容易に国境を越えて伝播するようになったことがあります。

(出典 日本銀行ホームページ)

 

Real Time Gross Settlementの略称で和訳は即時グロス決済。中央銀行の当座預金振替によって行われる金融機関同士の資金取引や国債などの決済システムの手法のひとつで、一つ一つの取引を個別に即座に行う仕組みのこと。

日本銀行は、かつて一定の時刻に複数の金融機関の受け払いをまとめて決済する「時点ネット決済」の手法をとっていたが、1参加者が決済できないと決済システム全体がストップしてしまうというシステミック・リスクがあった。

こうしたリスクの削減と効率化の観点から、日銀は決済方法を「RTGS」に原則一本化することを決定。2001年に日本銀行当座預金と国債の決済方法をRTSGに移行、2008年には決済に必要な資金を節約する「流動性節約機能」を日本銀行当座預金に導入した。また、民間決済システムでは、同年、外国為替円決済制度で完全RTGS化を実現し、2011年には全国銀行内国為替制度(全銀システム)で大口取引の決済方法がRTGSに移行した。

グローバルな取引においても、ある国で起こった信用不安が世界中に及ぶ可能性が高まっており、こうしたリスク回避のためにもRTGSは各国で導入され国際標準化している。

(出典 野村證券ホームページ)