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ISA(Individual Saving Account)とは

ISAとは、Individual Saving Accountの略で、イギリスで1999年に個人の貯蓄や投資を促進する目的で導入されたイギリス居住者対象の税制の優遇措置のついた個人貯蓄口座、またはその制度のことをいいます。非課税対象となる年度毎の上限金額はありますが、非課税期間は無期限です。2011年には子供の資産形成を目的とした18歳未満が対象のジュニアISAも導入されています。日本のNISA(ニーサ)はISAを手本としてスタートしました。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

英国居住者を対象にした英国のIndividual Savings Account (個人貯蓄口座)のこと。個人の資産形成促進制度として、それまでの税制優遇措置であるPEP(Personal Equity Plan、個人持株制度)とTESSA(Tax Exempt Special Savings Account、免税特別貯蓄口座)を発展的に解消・統合する形で1999年にスタート。

非課税対象となる年間の拠出金額には制限があるが、非課税期間は当初の期間限定から現在の無期限に恒久化されている。投資対象は大きく株式型と預金型の2種類に分かれている。株式型には18才以上、預金型は16才以上の英国居住者が参加でき、ISAマネジャーとして認可を受けた証券会社や銀行などに口座を開設する。株式型には投資信託や国債なども含まれる。この他、18才未満の居住者専用に、拠出額や解約に関する特別な制限を設けたジュニアISAの制度もある。

英国で国民に定着したISAの制度を参考に、日本では2014年に日本版ISA(少額投資非課税制度、愛称:NISA)がスタート。

(出典 野村證券ホームページ)

 

英国の ISA は、1999 年に英国民の貯蓄率の向上を目的として導入され、今日では、成人人口の約半数が ISA 口座を保有し、資産形成手段として広く認知・利用されている。導入以降、年間拠出限度額の増額や制度の拡充が進められており、英国政府においても大きな期待が寄せられていることがうかがえる。
ISA は、非課税期間は当初より恒久とされていたが、口座開設期間には当初10 年間という期限があった。導入から 7 年後に英国財務省による ISA 制度の効果検証を行った結果、広く英国民に普及したこと、特に低所得者層や若年層に対しても普及していることを高く評価し、制度の恒久化が決定された。恒久化決定の背景には金融機関や業界団体からの強い要望もあり、英国政府が積極的に業界の声に耳を傾けた結果、実現したものだといえよう。
ISA 恒久化後、残高と口座数は共に大きく伸びた。恒久化後も、英国政府は制度をシンプルにし、更なる英国民の貯蓄習慣の定着を目指してきたが、今後は特に若年層の資産形成を促すためにターゲットを絞った拡充策も導入したいとしている。具体的な政策としては、初めての住宅購入や退職後の資金の支援のためのライフタイム ISA を導入する予定である。今後も投資者の利便性向上に向けた取組みがされていくことだろう。

(出典 日本証券業協会「英国における個人の中長期的・自助努力による資産形成のための投資優遇税制等の実態調査」報告書)