銀行員の用語集

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協同組織金融機関とは

協同組織金融機関とは、経営形態が協同組合組織の金融機関のことです。株式会社とは違い、営利を目的とはせず、仕事や地域が同じくする人や団体などが、生活などを向上させるために資金を出し合って、会員または組合員の相互扶助を重視した非営利組織です。国内においてこの形態の金融機関は、信用金庫、信用組合、農業協同組合、漁業協同組合、労働金庫などです。産業組合法に基づく信用組合制度が1900年に制定されました。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

会員(普通出資者)の相互扶助を目的とした協同組織の形態をとる金融機関。例えば、信用金庫、労働金庫や農協など。
会員の範囲は、中小企業や個人事業者など各協同組織金融機関の根拠法で定められている。

(出典 野村證券ホームページ)

 

中小企業や個人事業者などの定められた範囲の会員の相互扶助を目的とした金融機関です。主な例としては、農林中央金庫、商工組合中央金庫、信用金庫、農業協同組合などがあります。

(出典 カブドットコム証券ホームページ)

 

協同組織金融機関は、一般に、純資産の保有額および資金運用・資金調達の規模が相対的に小さな経済主体が構成員となり、相互の間で効率的に金融サービスを充足する組織として機能している。信用金庫・信用組合は、いわばその典型的な組織であり、「会員、組合員間の相互扶助」というその創設目的は、金融サービスの効率的な供給という経済的な基準とも十分に合致しうると考えられる。
その構成員は、同一地域に居住するか、あるいは同一の業種において経済活動を営むような中小零細企業および個人である。そのため、人縁・地縁のネットワークが形成され、それを基盤とした協同組織における情報生産は、他の金融仲介のルートと比較してより効率的になされる可能性がある。
とくに金融サービスの供給量が小さい規模の金融仲介においては、普通銀行のような株式会社組織が規模の経済性を発揮する余地は少ない。協同組織金融機関の比較優位性は、まさにこの分野にあり、「人縁・地縁のネットワーク」を基盤とする比較的小さい規模の金融サービスを提供する機能に求められる。その優位性の発生理由としては、①特定の業域、特定の地域を取引対象とすることによる「専業の利益」と、②構成員が出資者であると同時に金融サービスの利用者である「会員組織・組合組織」であることから、金融仲介に不可欠な情報生産の費用が節約され、きめ細やかなサービスの提供が可能になること、などからその優位性が生まれるのである。
信用金庫をはじめとして協同組織金融機関は、取引規模の小さな金融仲介サービスを必要とする分野に、効率的で安定したサービス供給を行うために、適切な組織形態と考えられる。このように金融仲介の効率性という基準に照らして考えても、協同組織金融機関の存在意義を見出すことができる。

(出典 信金中央金庫総合研究所 協同組織金融機関の意義と課題―信用金庫の金融機関としての機能発揮策―)