銀行員の用語集

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固定長期適合率とは

固定長期適合率とは、貸借対照表の数値を使って実施する財務分析の一つであり、対象企業の財務の安全性をみるための指標となります。企業活動においてなくてはならない固定資産の金額と、調達源泉である株主資本と固定負債の合計金額を用いて企業の財務健全性を比率で表します。企業は通常、活動資金を株式の発行などによって得られた資金によって賄うほか、社債の発行や銀行からの借入などによる資金調達も実施していることから、固定負債を考慮しない固定比率よりも日本の実情を反映した数値であると言われています。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

貸借対照表から財務の安全性(健全性)をみるための一指標。 
企業の資金源泉と資金使途との適合状況を分析しようとするもの。 

多くの企業は、設備等の資産に投資するための資金を、株式の発行等による株主資本のみによって賄うことができず、銀行等からの借入や社債等を発行して(=固定負債)賄っている。そのために、固定比率は100%を超えている。 

そこで、日本の実情に即した財務の安全性を検討するためには、固定比率よりも、固定負債をも考慮した固定長期適合率が適当であると考えられている。この指標は、低ければ低いほど好ましい。

(出典 野村證券ホームページ)

 

固定長期適合率とは、固定資産を購入する形で投資した資金が、自己資本と長期返済の負債でどの程度まかなわれているかを表す指標のことである。

固定長期適合率は、固定資産を固定負債と自己資本の合計した値で割ることで計算できる。

固定資産は長い期間にわたって使用する資金であり、長期の借り入れや返済する必要のない自己資本を用いて投資を行なうことで、経営に必要な資金を調達することができる。

固定資産の金額が、自己資本と固定負債を合計した金額を超えない状態、つまり固定長期適合比率が 100%以下の状態が会社にとっては理想的で、最も良い状態は50~80%程度といわれる。

会社の経営に必要な経費の中であっても、設備に対して投資した資金は、長期間で時間をかけてゆっくりと回収できるため、長期にわたって返済可能な借入金を利用することで、会社の財政状態を圧迫することなく経営を続けることができる。

逆に短期間の借入で賄おうと試みた場合、会社の財政状態を圧迫してしまうこともある。そのため、固定長期適合率を分析することで、会社の経営状態をより安全な状態に保つことができるというわけである。

(出典 マネーフォワードホームページ)

 

安全性分析の一指標であり、固定資産のうちどの程度が自己資本と長期の借入金で賄われているかを示す指標のことです。
固定資産は事業の用に供し事業から得られる収益で回収がなされていくものであることから、長期性の資金ですべて賄われている必要があります。この指標が100%以上となった場合、固定資産の維持調達について流動負債にも依存していることを示すことから、相当に資金繰りが厳しい状態と考えらます。

(出典 カブドットコム証券ホームページ)

 

固定資産/(自己資本+固定負債)
1年以内に返済不要な資金でどの程度固定資産をカバーできているか判断する指標です。
固定長期適合率と流動率は表裏一体の関係です。固定長期適合率が100%超過している場合に判断できることとして、短期的に返済すべき流動負債が固定資本によって賄われていることを意味するため、資金繰りがとても厳しい状態と言えます。

(計算例)
2000/5110×100=39.1%

固定資産は自己資本で十分に賄われており、長期的にも安定性が高いとわかります。

(出典 freeeホームページ)

 

固定長期適合率という指標もあります。自己資本と固定負債で固定資産を長期的に賄っているかどうかの比率です。100%を超えていれば、固定資産が自己資本と固定負債だけでは賄いきれず、短期負債にも頼っていることになります。固定比率も固定長期適合率も、低いほうが財務の安全性が高いということになります。 

(出典 日本能率協会コンサルティングホームページ)