銀行員の用語集

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先物理論価格(さきものりろんかかく)とは

現物の価格を基準に算出した先物の理論上の価格のこと。
現物価格に金利負担分を加味したものです。

(出典 大和証券ホームページ)

 

現物価格を基準に求める先物の理論上の価格のこと。先物取引は一定期間を経過した後に清算する取引であることから、現物価格に、先物取引の取引から清算までの期間の金利分を加えたものとなる。計算式は「先物理論価格=現物価格-保有による収入(配当金など)+保有・調達コスト(金利分など)」である。

(出典 野村證券ホームページ)

 

現物の価格を基準に算出した先物の理論上の価格のこと。現物価格に金利負担分を加味したものです。

先物理論価格=現物価格×〔1+(短期金利-配当利回り)×(決済までの日数÷365)〕
※決済期日になると日数が0となり、現物価格と同じになります。

(出典 三井住友DSアセットマネジメントホームページ)

 

先物理論価格とは未来の事に対して今後どのように変化するのかを理論的な思考によって合理的に判断しその価値をつける事を指します。この行為によってどのようなメリットが発生するかと言えばその価値が分からない変動制のある物を現時点において取引する場合、価値が分からなければどのような値段を出していいのかも分かりません。そのような問題を今ある情報から未来の事を推測し、料金を決めて将来の取引に使う事が出来る点が先物理論価格を採用する事によって発生するメリットになります。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

取引所で取引される先物取引は、株式にせよ債券にせよ現物取引の派生取引であることから、現物価格をもとに先物の理論価格を算出することができます。
【先物理論価格=現物株価指数+現物取引との差異(違い)】

 

「株式(株価指数)先物の場合」

先物取引は、現物取引に比べて受け渡しまでの期間が長いことが多く、受け渡しまでの期間における金利が理論価格では上乗せされます。一方、現物株式では保有している時期によっては配当金などを受け取れますが、先物取引では受け取れず、当該金額が理論価格から減額されます。
よって、「先物理論価格=現物株価指数+(金利-配当金など)※」 となります。
※金利 2019年4月上旬では金利(一般に翌日物などの短期金利が採用されます。)は
マイナスであり、決済までの期間の長短にかかわらず大きな影響はありません。
※配当金など 3月末の配当金を受け取る権利がある権利付最終日(2019年では、3月26日)時点では、3月末に決算を行なう企業が多いことから、先物(日経225先物(6月限))の
理論価格は現物(日経平均株価)価格よりも170円程度下回っていました。

「債券先物の場合」

先物取引は、現物取引に比べて受け渡しまでの期間が長いことが多く、受け渡しまでの期間における金利が理論価格では上乗せされます。
よって、「先物理論価格=標準物国債+金利」 となります。
債券先物取引は、国債の派生取引ではあるものの、現物資産は標準物国債と呼ばれる架空の国債であることから、実際の国債ではなく、標準物国債の理論価格をベースとして、取引参加者がそれぞれに考える、中期、長期、超長期に応じた金利水準によって取引価格は決定します。つまり、市場(参加者)が現状よりも金利が上がると考えるならば、先物価格は下落し、逆に金利が下がると考えているのならば先物価格は上昇することになります。

(出典 日興AMファンドアカデミー)