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自己資本利益率(じこしほんりえきりつ)とは

ROE(Return On Equity)とは、自己資本利益率のことをいいます。これは、株主が拠出した自己資本を用いて企業が株主のためにどれだけの利益をあげたか、つまり株主としての投資効率を測る指標といえます。
ROEは、情報開示資料である有価証券報告書等では「自己資本利益率」、決算短信では「自己資本当期純利益率」と表記されています。「自己資本利益率」では期末自己資本、「自己資本当期純利益率」では期首と期末の自己資本の平均値で算出されています。なお、ROEは、財務分析をするうえでは、以下のように「売上高純利益率」と「総資本(資産)回転率」、「財務レバレッジ」に分解することで、その要因分析をすることができます。

ROE(%) = 当期純利益÷自己資本×100

自己資本 = 純資産 - 新株予約権 - 少数株主持分

ROE = 売上高純利益率 × 総資本(資産)回転率 × 財務レバレッジ

ワンポイント
ROEは、一般に株式投資の評価指標として使われます。2014年1月に登場した新しい株価指数「JPX日経インデックス400」では、投資家にとって投資魅力の高い企業を組み入れるため、このROEを考慮した銘柄選定を行っています。一方、社債投資の評価指標として使われるのが、ROA(総資本(総資産)利益率)です。

(出典 SMBC日興証券ホームページ)

 

Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。 
計算式はROE=当期純利益÷自己資本またはROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。 
米国では株主構成に機関投資家が増加し、これらの投資家が「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」という点を重視したことも背景となって、最も重要視される財務指標となった。 

企業は、株主資本(自己資本)と他人資本(負債)を投下して事業を行い、そこから得られた収益の中から、他人資本には利子を支払い、税金を差し引いて最後に残った税引利益が株主に帰属する。したがって、自己資本利益率は、株主の持分に対する投資収益率を表すことになる。 
そのため、経営者が株主に対して果たすべき責務を表した指標と見ることができる。また、それは株主に帰属する配当可能利益の源泉となるものであり、配当能力を測定する指標として使われる。自己資本収益率は株式の投資尺度としても重要である。

(出典 野村證券ホームページ)

 

自己資本に対する純利益の割合で、株主の投資額に対してどれくらいの利益を生み出しているかを示す指標。
英語表記(Return On Equity)の頭文字をとって「ROE」とも呼ばれます。計算式は、当期の純利益を、前期と当期の自己資本の平均値で除したものですが、計算に際しては自己資本のうち新株予約権と少数株主持ち分は含みません。以前は、「株主資本利益率」と呼ばれていましたが、2006年の会社法施行および会計基準の変更などにより、「株主資本」と「自己資本」が異なるものだと定義付けされたため、現在は「自己資本利益率」が正しい呼び名とされています。

(出典 大和証券ホームページ)

 

ROE(Return on Equityの略称)ともいう。当期純利益を、前期及び当期の株主資本の平均値で除したものです。
純資産の部合計から新株予約権と非支配株主持分を除いた自己資本を「元手」として、1年間でどれだけの利益をあげたかを見る企業の経営効率を測定する指標の一つです。

(計算式)
自己資本当期純利益率=親会社株主に帰属する当期純利益÷{(純資産の部合計-新株予約権-非支配株主持分本)}×100(%)

(出典 日本取引所グループホームページ)

 

 ROE(Return On Equity)とは、企業の自己資本に対する当期純利益の割合を示す指標で、資本をどれほど効率的に運用して利益を獲得したかを表しています。

 企業は、株主資本(自己資本)と他人資本(負債)を運用して事業を行います。
それによって利益を得ると、他人資本には利子を支払い、税金を差し引いて最後に残った利益が株主に帰属することになります。つまりROEは、株主の持ち分である株主資本がどれほど利益を上げているかという投資収益率を表すことになるのです。
ROEが高いことは、経営者が株主に対する受託責任を勤勉かつ正当に果たしていることの表明ともなります。
アメリカでは、機関投資家でもある株主らが早い時期からROEを重視しており、企業の経営効率を判断する重要な材料と見なしていたことから、現在では最も重要視される財務指標となっています。

 ROEを向上させるためには、売上高当期純利益率・総資本回転率・財務レバレッジなどの向上が必要となります。
売上高当期純利益率を上げるためには、売上高を維持しつつも費用やコストを削減していくことが必要です。
総資本回転率を上げるには、販売戦略の変更などによって売上高を増加させる、または不要な財産を圧縮することで総資本を減少させることができます。
財務レバレッジを上げるには、借り入れを増やすか資本を減少させることになります。
しかし、どの方法も少なからずリスクがあるため、よく考慮して行うことが大切です。

 ちなみに、日本企業全体のROE平均数値はアメリカの半分ほどとなっています。
借り入れを大幅に増やして資本を増やすことで大きな売上高や利益を上げ、ROE向上を狙う傾向がアメリカには見られます。しかしこの場合は、想定よりも利益が上げらなかった場合に返済が滞り、倒産してしまうリスクが高くなります。

一方、日本は基本的に借り入れに対しては慎重であり、基本的に貯蓄を奨励します。負債を増やすリスクを冒してまで大きな利益を取ろうとする企業は少数派となっています。
民族性の一面として、それなりの利益と安定した配当があるならば企業も株主も満足するという、いわば「ローリスク・ローリターン」を歓迎する保守的な文化であることが、ROEが低い一因とされています。
ROE(自己資本利益率)の計算方法
 自己資本利益率=当期純利益/自己資本×100(%)
売上高当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジ=とも分解できます。
ROAとROEの違い
 ROAとROEは概念や計算も似ているように感じますが、次のような違いがあります。

 ROA・・・企業の総資産に対する収益性を示す
 ROE・・・株主が出資した資金(株主資本・純資産)に対しての収益性を示す

 ROAでは、自己資本か他人資本かに関わらず、企業の保有するすべての資産を合計した総資産で計算される指標です。

 対してROEは、株主から委託されている資金をどれだけ効率的に活用しているのかを示す指標です。収益性を計算する対象となる資金の範囲が違う、ということになります。
まとめ
 ROAは、企業の総資本に対する収益性を表し、ROEは株主資本である純資産に対する収益性を表す指標です。ROAは、数値が高いほど資本を効率良く運用していることになり、ROEも、数値が高いほど株主への配当能力が高いことになります。

(出典 freeeホームページ)

 

会社が自己資本をどれだけ有効に活用して利益を上げているかを示す指標。自己資本利益率(Return On Equity)のこと。

解説
自己資本に対する「経営の効率性」を示しています。
ROEが高い水準で推移していれば、その会社の収益性や成長性も有望ですし、株主への利益還元も期待できます。

(出典 日本証券業協会ホームページ)

 

ROE(自己資本利益率)とは、自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の指標のこと。株主の出資したお金でどれだけ効率的に稼いでいるか、企業の収益性判断や、株式投資の指標として、また株主に配られる配当の多さと関係することから、投資家の注目度が高い指標です。

一方で、リストラなどのコストカットをすると上がる傾向があるので、一概に高ければ良いということでもありません。

[ROE計算式]

当期純利益÷自己資本(株主資本)×100

もしくは、EPS(一株あたりの純利益)÷BPS(一株あたりの純資産)×100

(出典 楽天証券ホームページ)

 

利益の株主資本に対する割合をいう。【株主資本利益率(%)=(利益/株主資本)×100】
投下した株主資本の運用効率を表わす指標として、財務管理および証券分析上重視されている指標である。利益には経常利益、当期利益などが使われ、それぞれ株主資本経常利益率、株主資本当期利益率などとなる。
(出典 三菱UFJ信託銀行ホームページ)

 

企業の収益力を示す財務指標の1つで、以前は株主資本利益率ともいいました。
企業の自己資本(総資本-負債(借入金))に対する収益力を表します。会社の資本には、株主などが拠出した資金(自己資本)と銀行などからの借入金や債券を発行して調達した資金など(他人資本=負債)があります。ROEは、自己資本に対してどれくらいの収益を生み出したかを見ることができる指標です。数値が高いほど収益力が高いことになります。 

(出典 福島銀行ホームページ)

 

株主資本(自己資本)を使って、どれだけ効率的に当期利益が上がっているかを見る指標です。当期利益を、前期及び当期の自己資本の平均値で除して計算します。

(出典 カブドットコム証券ホームページ)

 

税引利益の株主資本に対する割合。出資した株主資本の運用効率を示す。高いほどよい。 純利益/自己資本×100

(出典 企業年金連合会ホームページ)

 

ROE 「Return On Equity」の略語で、企業が株主から預かった資本をどのくらい効率的に使って稼いでいるかを示す。より少ない資本で多くの利益を稼けば稼ぐほどROEは高まる。株式投資家が重視する指標のひとつで、ROEが高まると、株価も上昇する傾向にある。 

ROEの計算式は、純利益を自己資本で割って算出するほか、3要素に分解することもできる。売上高に対する利益の比率を示す売上高純利益率と、保有する資産の効率を示す総資産回転率、銀行などから借りた負債をどれだけうまく活用したかを示す財務レバレッジの3つをかけあわせる。

自社株買いを実施すると、実質的に発行済み株式数が減少し、自己資本が減少する。自社株買いや配当など株主還元を厚くするとROEが上がるのはこのためだ。一方、借入金の増加で財務レバレッジを高めてもROEは上がりやすい。ROE向上には、自社株買いや配当などの株主還元策だけでなく、負債を上手に活用した経営戦略も有効となる。

(出典 日本経済新聞社ホームページ)

 

企業の収益性を表す代表的な指標で、税引き後利益(当期純利益)を株主資本(自己資本)で割って算出します。「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられたのか」を示しています。

ROEの数値が高いほど、その企業が株主資本を有効に利用していることになります。企業の収益力を示す数値として投資家の注目度も高いため、ROEの値を経営目標として示す企業も増えています。

(出典 大和証券投資信託委託ホームページ)

 

ROE(Return On Equity)投資家が投資した資本を「元手」として、1年間でどれだけの利益をあげたかを表す。利益効率を表す指標。ROE=1株当たり利益(EPS)÷1株当たり純資産(BPS)第2次中期経営計画における数値目標として、次年度経常利益1000億円以上、ROE(自己資本利益率)10%以上などを決議する。自己資本利益率(ROE)は、欧米などの外国人投資家が重要視している財務指標の1つです。ROEが高い企業は、効率的な経営をしており、低ければ非効率と判断されるため、株価に影響を与える可能性の高い指標といわれています。日本企業の株主構成において、海外投資家の占める比率は上昇しているため、日本でも「ROEを意識した経営」を行なうようになってきました。2014年運用開始の株式指数「JPX日経インデックス400」は、採用銘柄の重要な基準として、高いROEが条件となっています。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

ROE(自己資本利益率)は、株主資本利益率ともいわれています。「その株に投資してどれだけ利益を効率良く得られるか」ということを表しており、株主から見て収益性の指標になります。
現在、投資家は「投下した資本に対して企業がどれだけの利潤を上げられるのか」という点を重視しているため、ROEは最も重要視される財務指標となっています。また、投資家により投資に値する会社だと判断されることは、会社の業績にも良い影響を与えてくれます。

ROEの算出方法
ROEの算出方法は、以下のような計算式になります。

ROE(%)=当期純利益÷(純資産-新株予約権-少数株主持分)×100

会社の資本は、おもに株主が出資した自己資本(純資産-新株予約権-少数株主持分)と、銀行をはじめとした金融機関などからの借入金や社債などで調達した他人資本に分かれます。そのうち、自己資本は資本金をはじめとした法定準備金や剰余金などの合計になりますが、株主の持ち分にもなります。
貸借対照表上の純資産(資本金)から少数株主持分と新株予約権を除いた金額を自己資本(あるいは株主持分)といいます。その自己資本を効率的に利用して利益を上げたかどうかを判断する数値がROEというわけです。
ROEによって明らかになること
ROEの数値は%で表示されます。一般的に10%を上回ると優良な企業だといわれており、投資価値のある会社だと判断されます。ただ、日本企業の場合には平均ROEが5%程度であるため、5~10%だとしても一概には投資価値のない会社だとはいえません。

ROEの問題点
一般的にROEが高ければ高いほど、投資価値のある会社だと判断されます。しかし、「財務レバレッジ」も考慮する必要はあります。

財務レバレッジとは、自己資本に対する他人資本の割合を示す負債比率(負債÷自己資本あるいは、負債÷総資本)を指します。レバレッジとは「テコの原理」(テコを使えば小さな力でも重いものが持ち上げられること)であり、負債がテコとなってROEが変化することを意味しています。簡単にいえば、手持ち資産に対する借金の比率が高ければ高いほどROEが上がってしまうという意味です。

例えば、極端な例ですが、A社は「他人資本(借金):20億円、純資産:20億円、純利益:10億円」、B社は「他人資本(借金):0円、純資産100億円、純利益:10億円」だとします。そうするとROEは以下のように算出されます。

A社:純利益10億円÷純資産20億円=ROEは50%と算出できる

B社:純利益10億円÷純資産100億円=ROEは10%と算出できる
ROEの数値だけ見ればA社のほうがはるかに高くなりますが、投資という観点から見ると無借金経営のB社のほうが健全性も高く、投資価値が高いのは明白です。ROEだけの投資判断は限界があるということです。
そこで、財務レバレッジ効果を考慮しながら、ROEの数値を見ていく必要があります。

(出典 三井住友カードホームページ)