銀行員の用語集

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自然失業率とは

自然失業率とは、景気の動向やインフレなどに左右されることなく、労働人口において存在している失業者の割合のことです。完全雇用が実現可能な状況にあっても、高齢化や疾病などの個人的な問題や、技術革新の進歩、産業構造の変化などにより、自然失業率は一定の割合で見受けられます。いかなる金融政策を行っても解消することができないとされており、アメリカの経済学者であるフリードマンが名付けました。失業率を抑えるためには、自然失業率を低くすることが必要です。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

労働人口における失業者の割合のこと。景気やインフレ率の影響を受けない長期的な失業率のことをいう。

(出典 野村證券ホームページ)

 

労働人口における失業者の割合のことです。インフレ率に関係なく、一定の水準で存在する失業者の割合のため、長期的にみた失業率となります。短期的にみた実際の失業率は、景気やインフレ率の変動が影響します。

(出典 カブドットコム証券ホームページ)

 

失業率とインフレ率の相関関係を示す経済学の「フィリップス曲線」。この理論は不況時には失業率が高まりインフレ率は低くなり、好況時には失業率が低下してインフレ率は高まるとされる。

 しかし、これは短期的に見た関係で長期的には、インフレ率とは関係なく、その経済の持つ基礎的諸条件から決定される失業率に落ち着くとの見方がある。これが自然失業率で経済学者ミルトン・フリードマンが提唱した。

  自然失業率は逆から見れば、その水準にあればインフレを進行させることのない失業率だ。

(中略)

「自然失業率」とほぼ同義語として使われている専門用語に「Non-Accelerating Inflation Rate of Unemployment=インフレを加速させない失業率、NAIRU」がある。経済学者の厳密な定義でいうと、「自然失業率」は短期的な循環要因がすべて作用した後にインフレ率を上昇も下落させない失業率に対し、NAIRUは短期的な循環要因がまだ作用する余地のある今後1年間程度でみたインフレを加速させない失業率をいう。ただ、違いが微妙なため、経済メディアでは両者を区別せずに使われていることが多い。

(出典 WSJホームページ)