銀行員の用語集

金融全般の用語をここで

シャドーバンキングとは

シャドーバンキング(Shadow Banking)とは「影の銀行」という意味で、銀行ではなく、証券会社やヘッジファンド、その他の金融会社が行う金融仲介業務を指します。近年、中国ではシャドーバンキングによる取引規模が急激に大きくなっており、その資金運用先によっては、米国で起こったサブプライム・ローン(低所得者向け住宅ローン)のような問題に発展するのではないかと懸念されています。

(出典 SMBC日興証券ホームページ)

 

シャドーバンキングとは、銀行システムの外側にある金融仲介システム、すなわちMMF や投資信託、あるいは証券化商品から、銀行規制に服さない金融会社やノンバンクの貸出までを幅広く指す。

(出典 三井住友信託銀行 調査月報 2019年4月号)

 

この用語は、中国における銀行理財商品等の問題が注目を浴びるまで、日本国内においてはさほど注目を浴びるものではなかった。しかし、この用語の起原は古く、元々は2007年8月に米国大手資産運用会社PIMCOのポール・マカリー氏が用いたのが最初とされている。同氏は、シャドーバンキング・システムを、「レバレッジを多用する、ノンバンクのコンデュイット(導管体)、器および
ストラクチャーの総称」と定義した。そして、シャドーバンキング・システムに対する取り付け騒ぎが、「システミック・リスク」であるとした。

(出典 三井住友信託銀行 調査月報 2019年4月号)

 

通常の銀行融資を受けられない相手に、高金利で貸し付けたり、投資したりする手法。
中国で活発化しており、「影の銀行」とも呼ばれます。資金源は、銀行が販売する金融商品「理財商品」が代表的で、この商品は大半が半年以内の短期間で償還を迎えます。借り手は中小企業や、地方政府傘下の投資会社などです。高金利のため返済は苦しく、景気悪化でデフォルト(債務不履行)が相次いで発生すれば、中国経済の混乱につながりかねず、先進各国のほか、国際通貨基金(IMF)も警戒しています。

(出典 大和証券ホームページ)

 

ヘッジファンドやノンバンク、証券化のための特別目的事業体など銀行を介さない金融取引の総称。影の銀行とも呼ばれる。中国では高利回りの金融商品「理財商品」を筆頭にシャドーバンキングが急拡大していることが問題視されている。シャドーバンキングは金融当局の直接的な監視・監督を受けていないため実態がつかみにくいが、世界的に監視を強化する動きが強まっている。

(出典 野村證券ホームページ)

 

シャドーバンキングとは影の銀行とも呼ばれ、ヘッジファンドやノンバンク、証券化のための特別目的事業体など銀行を介さない金融取引の総称のことです。近年、中国でシャドーバンキングによる高利回りの金融商品の取引規模が急速に拡大してきていて、問題になっています。資金運用先によってはサブプライムローンのような問題になるのではないかと懸念されています。シャドーバンキングは金融局による監視を受けていないため実態がつかみにくいですが、監視を強化する動きが強まっています。

(出典 東海東京証券ホームページ)

 

シャドーバンキング(影の銀行)とは、銀行の預金・貸出を経ずに、お金をやり取りする金融取引の総称のことです。
どの国にもリースなどシャドーバンキングが存在しますが、最近は中国のシャドーバンキングが注目されるようになりました。
中国の場合、民間で行われている高利貸を中心にした地下金融などの非正規金融システムのことを指す場合が多く、貸出債権や債券などを小口に分けて販売する「銀行理財商品」や、企業が直接、互いに資金を貸し借りする委託貸出などが代表的な存在になっています。

(出典 東レ経営研究所「ちょっと教えて! 現代のキーワード」)

 

McCully〔2007〕は短期の負債によって調達した資金で非流動的な長期資産を保有し,満期変換(maturity transformation)の機能を果たしながらも,規制の枠外に置かれている組織を「シャドー・バンク」と呼んだ。この定義では,規制逃れから誕生したノンバンク・バンクスだけではなく,投資銀行,およびMMF,ヘッジ・ファンドなどのいわゆる間接投資機関も「シャドー・バンク」に含まれることになる。ただし,年金基金や生命保険などの機関投資家は,短期調達による長期運用という満期変換機能を果たしてはいないので,「シャドー・バンキング・システム」には含めないようである。

(出典  日本証券経済研究所 第2章 金融仲介構造の変貌とシステミック・リスク)

 

伝統的な商業銀行と異なり預金獲得以外の手段によって資金を調達し、貸付等に資金を向かわせるシステム。機能上は短期資金を長期資産に転換するといった銀行と類似の働きをするが、従来の銀行規制の対象外となる。組成販売ビジネスにおいては、証券化の原資となる貸出債権から組成された証券化商品やその証券化商品から組成された証券化商品を用いて、短期金融市場において投資家から資金を調達し、そもそもの貸付けへの長期の非流動的な資金を賄うかたちで機能している。今次金融危機発生時には、商業銀行の規模と比較しても大規模なものになっていたため、シャドー・バンキングを通じた危機の影響は深刻なものになった。

(出典 日本銀行金融研究所/金融研究/2012.10 金融危機、金融市場、金融仲介機能に関する研究の潮流:危機がもたらした視点・力点の変化の整理)